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題名 curupira について
代表的なブラジルの先住民族トゥピー族には、クルピーラという森を守る妖精の神話があります。本BLOGは、昆虫も森を形成する自然の一部として、ちょうど妖精クルピーラのような役割を担っていることから、その名を冠しました。
東京のセミ
2008年08月18日
あと、48時間したら、アマゾンへ帰るため、ナリタ空港へ向かわねばならない。窓の外ではアブラセミが盛んに鳴いている。
7月20日に東京に着いたときは、ニイニイゼミしか鳴いていなかった。
例年7月下旬に鳴くアブラゼミが、8月に入っても鳴かないのでどうしたのか気に掛けていたところ、8月3日に一斉に鳴き出した。
しかも驚いたことに同時にミンミンゼミ、ホウシゼミ、ヒグラシも同日鳴き出した。
ガキの頃、7月に入りニイニイゼミが鳴き始めると夏休みが近づいたのを知り、夏休みが始まり、数日するとアブラゼミが鳴き、本格的な夏が始まったのを実感したものである。
そしてホウシゼミやヒグラシは夏の終わりを告げるセミであった。
毎年のように日本に来るが、普段は春か秋にしか来ないので、十数年ぶりの日本の夏であった。それゆえ、久々に聞く日本のセミの声である。今年は事件のせいで例年の春の帰国が延びて夏になってしまったのである。
それにしても日本の夏は蒸し暑い。在住するアマゾンより暑い。
なお、蛇足ながら、天気予報で熱帯夜という言葉が良く使われるが、熱帯地方は夜間の気温が下がるため、熱帯夜は存在しないので、まったくのバーチャルである。地球の温暖化現象もその可能性が高い。
(小金井にて 12時30分記)
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