2008年10月18日
本日は土曜日である。
通常、土曜日は地元の人の訪問が多いのであるが、一週間の閉館がたたり…
朝からヒマである。
そこで止むなく庭を散策すると、3月第1週に新顔で登場したツノゼミを見つけた。今回も1頭だけである。このツノゼミは集団を好まず、どうやら一匹オオカミタイプであるようだ。
このツノゼミも集団発生しないタイプのようだ。まだ幼虫を見つけていない。
こちらは集団発生タイプで、それゆえ博物館周辺では普遍的にほぼ周年(一年中)見ることが出来る。
真ん中のツノゼミはたぶん今朝、成虫になったばかりである。まわりの白い幼虫は数日遅れて成虫になる兄弟姉妹で親子ではないのである。
この辺に昆虫の種類が多い秘密が隠されていると思うが、ここではそれに触れない。
多くのツノゼミは一般に1メートル以下の若木やヒコバエ(孫生え)に多く発生するが、大きくなった同じ種類の木では発生しない。
こちらは地上5メートルくらいの場所に集団発生したツノゼミである。
古くから知られているツノゼミであるがこのような集団の写真はいままで見たことがない。(写真は過去画像である)
早くタワーでの調査を再開して、地上38メートルの樹冠(キャノピー)でのツノゼミを観察、撮影して見たいものである。
いまだ事件の攻防が続いているため、再開のメドは立っていない。
夢は枯れ野をかけ巡るばかりである。
これは水族館の排水溝で羽化したヒメフクロチョウの一種である。
この幼虫は栽培しているココナッツヤシに多大な被害をもたらすので、当地では害虫として扱われている。ある種のカミキリムシも同様である。
幸いツノゼミは主に林縁や路傍の雑木を住処としており、人目につくことはほとんどないのである。
2008年10月18日 記