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関東東北大震災

2011年03月19日

あるインセクト・ストーカーのつぶやき/アマゾンから

関東東北大震災、TUNAMI、福島原発事故で亡くなられた方々、及び被災された方々には
衷心よりご冥福とお見舞いを申し上げます。

亡くなられた方々、被災者のなかには、まもなく閉館するアマゾン自然科学博物館の
23年間のあいだに、訪問してくださった方々が少なくないのです。


ここアマゾンでは、関東東北大震災後にスーパーマーケットや食料品店の襲撃や略奪が
起きない日本に対して賞賛の声が上がっています。
ここ数年、不幸にして起きたアジア、中国、チリー等では必ず起きています。
ここブラジルであったなら、被災地の全てのATMが一夜のうちに無くなっているでしょう。

さて、事故後、一週間立ちようやく事故の全容が見えつつありますが、事故の数時間後の
NHK国際のテレビを見て私の頭を横切ったのは、(不謹慎ながら)被害の死亡者は何人に
なるであろうかということでした。
阪神淡路大震災をもとに推計した結果、アバウトに2万人という数字がすぐに出ました。

日本では死亡確認の数字を積み上げて報道されていますが、ここブラジルでは官憲も
マスコミも事が起きると、少しオーバーな推計を発表して人々の関心を引く手法をとります。
かって、アマゾン河上流のペルー領でコレラが流行ってブラジルアマゾンに蔓延する恐れが
あった時は、数万人がコレラに罹ると大騒ぎしましたが、結果は幸いにもゼロでした。

今回の災害のニュースを見ていて歯がゆく思うのは地震、TUMAMIはさておき
福島原発の対応です。
災害後すぐに大量の海水注入を原発に行っておれば、ことはここまで大きくならなかった
可能性が高いと思われますが、社益を優先させ海水注入をためらった東電首脳部の判断を
批判した報道は皆無のようです。
これは報道するマスコミ側が不勉強でまったく判っていないのではないかと思われます。
原発事故の最大リスクを想定すれば、どういう戦略を取ればよいか一目瞭然であるのに
対応技術の報道に終始しているように思われます。

東電福島支店の記者会見もしかり。
まったくの茶番にすぎない。
対応する東電側も質問する記者側も全く判っていない。
というか鋭い質問を避けるため、わざと科学担当の記者のいない福島であざとく
記者会見を開いていると疑わざるを得ない。
台風時に於ける停電はいつ頃解消するかというレベルの記者会見である。

ものごとを考察するには「鳥の眼と虫の眼」すなわちマクロとミクロが必要ですが、
ミクロ的報道ばかりでマクロ的視点の報道が皆無なのも、いかにも日本的で
いかがなものか思われます。

地震、TUNAMIは天災で不可抗力ですが、今回の福島原発の問題は数年前のS社の東北工場に
於けるパソコン用バッテリー540万台のリコール事件、昨年の宮崎の口蹄疫で殺処分された
牛豚28万8,000余頭の事件、昨今の鳥インフルエンザ事件における毎回、数万、数十万の
ニワトリの殺処分と同じ流れのなかにあると思われます。
つまり、稲作文化の効率第一主義と一極集中管理の社会(共産)主義の影響の後遺症の
コラボレーションによる日本経済の致命的欠点です。
合理化も結構であるが、「過ぎたるは、及ばざるが如し。」です。

皆さんは福島原発の1〜7号機に一体全体何本の核燃料棒および使い済み核燃料棒が
あるか想定したことありますか?
コメンデーターのいわゆる原子力科学者もいっさい触れていません。
それとも公表するとパニックが起きるゆえにわざと押さえているのだろうか?

私は大体計算しており、たぶんプラスマイナス10パーセントで合っているはずです。
そういう意味では最大リスクを考えた各国大使館の「福島原発から80キロ以上離れよ」
との勧告は正しいと思います。

ただ、80キロ説をとったら、今回の計画停電の比ではなく、間違いなく東京はパニックに
陥り、日本は沈没するであろうと思われます。
ゆえに日本政府は最小リスクで押さえようとしており、それはそれで理解出来なくはないが、
福島県民は殺処分を受けるニワトリではないのも事実です。

これは日本でいう地の果てアマゾンでインセクト・ストーカーとしてアマゾンの種の多様性の
要因を「動的平衡」の視点で見詰めている老猿ジジイの「つぶやき」である。

         2011年3月18日 閉館間際の閑な博物館にて
                              はしもと 記
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